どんなグラフか
100% 積み上げグラフは、各縦棒を、その縦棒の合計に対して各部分が占める割合で分割します。どの縦棒も同じ高さになるので、合計の違いは消え、構成の違いが際立ちます。
✓ 向いているとき
- 各グループの中の比率に関心があるとき。年代別の利用端末、国別の回答、年ごとのエネルギー構成など。
- データがすでに行ごとに合計 100 になるパーセントのとき。Chart Buffet はそれに気づいて、このグラフを提案します。
- グループの合計が大きく異なるが、公平に比べたいとき。
✗ 避けたほうがよいとき
- 合計そのものが重要なとき。100% グラフでは合計が隠れます。通常の積み上げグラフを使うか、合計を別に示しましょう。
- グループが 1 つしかないとき。ドーナツグラフや 1 本の棒で足ります。
よいグラフにするコツ
- 区分は意味のある順に並べましょう。賛成〜反対の尺度なら尺度の順を守り、正反対に見える色を使います。
- 区分に十分な幅があるときはその中にパーセントを表示し、残りはツールチップに任せましょう。
- 読み手が合計を気にしそうなら、サブタイトルや出典の行で触れておきましょう。
裏にある数学
各区分は、その縦棒における部分の割合です:pij = 100 · vij / Σm vim。1 本の縦棒の割合の合計は必ず 100 になるので、合計が消えるのです。
最初の区分は 0% に、最後の区分は 100% に固定されるので、一番下と一番上の区分はどちらも縦棒間で正確に比べられます。宙に浮くのは中ほどの区分だけです。
ちょっとした歴史
パーセントの棒は 20 世紀初頭の統計ハンドブックで好まれ、全体がどう分かれるかを示す方法として推奨されました(Brinton 1914)。経営コンサルタントはこれを戦略プレゼンテーションの定番にし、円グラフを何枚も並べる代わりに使うことがよくあります(Zelazny 1985)。知覚の研究もこの置き換えを支持しています。そろった長さのほうが角度より比べやすいからです(Cleveland & McGill 1984)。
よくある質問
値の合計が 100 になりません。それでも使えますか?
はい。Chart Buffet が各縦棒を、その縦棒自身の合計に対する割合へ自動的に変換します。
100% 積み上げグラフは、円グラフを何枚も並べるよりよいですか?
たいていはそうです。区分が共通の端にそろうので、別々の円グラフで角度を比べるよりも、グループ間の比較がずっと楽になります。
参考文献
- Brinton, W. C. (1914). Graphic Methods for Presenting Facts. New York: The Engineering Magazine Company.
- Cleveland, W. S. & McGill, R. (1984). Graphical perception: theory, experimentation, and application to the development of graphical methods. Journal of the American Statistical Association 79(387), 531–554.
- Zelazny, G. (1985). Say It with Charts: The Executive’s Guide to Successful Presentations. Homewood, IL: Dow Jones-Irwin.